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各種ワクチン接種の料金、注意点

当院にて行っているワクチン接種の料金、注意点をご案内いたします。

定期接種(無料・記載の料金は自費接種の場合)
ワクチン名 接種時期 料金/回
BCG(結核予防) 3ヵ月以上6ヵ月未満 5,000円
DPT(3種混合:ジフテリア、百日せき、破傷風) 3ヵ月以上90ヵ月未満 4,500円
麻しん・風しん混合(MR)ワクチン 1歳以上 8,500円
日本脳炎 3歳以上 6,500円
任意接種
ワクチン名 接種時期 料金/回
ヒブワクチン(Hib) 2ヵ月以上5歳未満 7,500円
小児用肺炎球菌ワクチン 2ヵ月以上9歳以下 10,000円
水ぼうそう(水痘) 1歳以上 7,000円
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎・ムンプス) 1歳以上 5,500円
子宮頸がんワクチン 10歳以上の女性 16,000円
インフルエンザ 生後6ヶ月以上

その他のワクチンについてはお問い合わせ下さい。

BCG(結核予防)

結核は結核菌によって起こる慢性伝染病で、一般に肺に起こる肺結核が知られています。日本では現在でも毎年3万人以上の結核患者が発生しています。また、乳幼児が結核に伝染すると、粟粒)結核や結核性髄膜炎などになったりして、重い後遺症を残すことがあります。

乳幼児期早期に牛型結核菌を弱めたワクチン(BCG)を接種しておくと、肺結核は50%以上、結核性髄膜炎は80%が予防できるというデータが出ています。

主な副反応
  • 2~4週後に接種部位が赤くなったり、うみが出たりするのは異常反応ではなく、免疫が正しくついた証拠です。包帯やバンソウコウはせずに、清潔に保ってください。
    ※ただし、1ヵ月以上続くときには、かかりつけの医師の診察を受けましょう。
  • 副反応として、まれに接種をした側のわきの下のリンパ節が腫れることがありますが、通常放置して様子をみてかまいません。
    ※赤くなったり痛みがあるときは、かかりつけの医師に相談しましょう。
接種対象者
  • 生後6ヵ月未満
    (接種側の計画ができないとき、本人に特別な事情があるときは1歳未満)
    (標準接種年齢:3~6ヵ月未満)
ツベルクリン反応検査をしなくなったための注意
接種部3日目から10日目頃までに接種部位に明らかな発赤・腫脹、針痕部位の化膿などがみられた場合(ゴッホ現象という)には、赤ちゃんが結核に感染している可能性が高いので、すぐかかりつけの医師と相談しましょう。
◆接種スケジュール
接種スケジュール

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DPT(3種混合:ジフテリア、百日せき、破傷風)

ジフテリア(Diphteria)

ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。感染すると、高熱、のどの痛み、犬がほえるような咳、激しい嘔吐などが起こります。咽頭部の腫脹によって窒息死することもあります。また、発病から2~3週間後には菌の出す毒素により心筋炎や神経麻痺を起こすことがあります。

しかし、感染しても10%程度の人にしかこれらの症状が出ない不顕性感染のため、保菌者であるか自覚がないまま、菌だけをまき散らすこともあります。

百日せき(Pertussis)

百日せき菌の飛沫感染で起こります。普通のカゼのような症状で始まり、咳がひどくなり、連続的にせき込むようになります。咳の後、急に息を吸い込むので、笛を吹くような音(リフレーゼ)が出るのが特徴で、高熱は出ません。乳幼児の場合は、咳で呼吸困難になることが多く、チアノーゼ(血中の酸素が欠乏して皮膚が青黒くなる症状)や、けいれんが起こることがあります。また、肺炎や脳炎などの重い症状を併発することがあります。

この病気は成人でもかかることがあります。子どもと症状が違い、咳が主症状で1~2ヵ月続きます。咳だけでも菌をまき散らし、子どもにうつすことがありますので、長期(2週間以上)に咳がとまらない時には、医師の検査を受けましょう。

破傷風(Tetanus)

土の中に潜んでいる破傷風菌が傷口から感染して起こります。自分でも気づかない程度の軽い傷が感染の原因になることもあります。菌の出す毒素により、手足のしびれやけいれん、口が開かないなどの症状が起こり、その後の処置が遅れると生命にかかわります。破傷風菌は日本中どこにでもいますが、予防接種で免疫をつくっておけば安心です。

主な副反応
  • 副反応の少ないワクチンです。
  • 注射部位が赤くなる、腫れる、しこりができることがありますが、免疫がつくられたために起こる現象です。しこりは通常放置しておけば次第に小さくなります。
  • 過敏なお子さんの場合、上腕全体が腫れることがありますが、湿布などで軽快します。
  • 機嫌が悪くなったり、腫れが目立つときなどは、かかりつけの医師にご相談ください。
接種対象者
  • [Ⅰ期](DPT)
    生後3~90ヵ月未満
    (標準接種年齢:3~12ヵ月未満)
  • [Ⅰ期追加](DPT)
    初回接種終了後6ヵ月以上
    (標準:初回接種終了後12ヵ月以上18ヵ月未満)
  • [Ⅱ期](DT)
    11、12歳
    (標準接種年齢:11歳)
接種スケジュール
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麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)

麻しん・風しんの予防には混合ワクチン(MRワクチン)を1歳時(Ⅰ期)と小学校就学前1年間(Ⅱ期)に1度ずつ接種します。通常はMRワクチンを接種しますが、麻しんワクチン、風しんワクチンをそれぞれ別にⅠ期とⅡ期の2回接種を受けることもできます。くわしくはかかりつけの医師に相談ください。

麻しん(はしか)

麻しん(はしか)に感染した人の、咳やくしゃみなどで麻しんウイルスが飛び散り、飛沫感染します。伝染力が極めて強いウイルスで、発熱、咳、鼻汁、目やに、発疹を引き起こします。約10~12日の潜伏期間のあと、38度前後の熱が出て、一時的におさまりますが、再び39~40度の高熱と発疹が出てきます。3~4日高熱が続いたのち下がり、発疹も次第に消えていきます。

主な合併症は、気管支炎、肺炎(100人中1~6人程度)、中耳炎(100人7~9人程度)、脳炎(約1,000人に1人)、亜急性硬化性全脳炎という遅発性の脳炎(約10万人に1人)などがあります。

また、麻しん患者の1,000人に1人程度の割合で亡くなるともいわれています。予防接種をすれば、合併症はほとんど起こりません。ぜひ予防接種を受けましょう。

風しん(三日はしか)

風しん(三日はしか)は感染者の、咳やくしゃみなどで飛沫感染します。感染してから症状が出るまでの潜伏期間は2~3週間あり、軽いカゼの症状から始まり、発熱、発疹、首のリンパ腺が腫れるといった症状が出ます。発疹も熱も2~3日で治ることから『三日はしか』とも呼ばれています。

年少児のうちは心配するほどではありませんが、年長児や大人の場合は重症になることが多く、2~3日では治りにくくなります。妊婦が妊娠初期にかかると、先天性風疹症候群といって多発奇形の赤ちゃんが生まれることがありますので、妊娠前に免疫をつけておく必要があります。

主な副反応
  • このワクチンは麻しんと風しんのワクチンを混ぜたものです。接種してから1週間後に37.5度以上の発熱、発疹などがみられることがありますが、通常1~2日で消失します。
  • 2つのワクチンを混ぜたことで、今までの別々のワクチン接種時以上に増えることはありません。
接種対象者
  • [Ⅰ期](麻しん・風しん混合ワクチン)
    生後12~24ヵ月未満
  • [Ⅱ期](麻しん・風しん混合ワクチン)
    5歳~7歳未満で小学校就学前1年間(4/1~3/31)
  • [Ⅲ期](麻しん・風しん混合ワクチン)
    中学1年生相当世代
  • [Ⅳ期](麻しん・風しん混合ワクチン)
    高校3年生相当世代
接種スケジュール
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日本脳炎

日本脳炎は人から人へ直接感染するのではなく、感染した豚の体内で増えたウイルスを蚊が媒介して感染します。7~10日間の潜伏症状の後、高熱、嘔吐、頭痛、けいれん、意識障害などの症状を示す急性脳炎になることがあります。

症状の出る人はウイルスを持った蚊にさされた人1,000~1,500人に1人程度です。夏にカゼに似た症状や無菌性髄膜炎で終わる人もいます。脳炎にかかったときの死亡率は約15%、神経に後遺症が残る人は約50%にもなる重病です。

主な副反応
  • まれに接種直後から翌日に、発疹、じんましん、かゆみなどがみられることがあります。
  • 全身症状としては37.5度以上の発熱、悪寒(さむけ)、頭痛、倦怠感、吐き気など、局所症状としては接種部位に発赤、腫れ、痛みなどがみられることがありますが、通常は2~3日で消えます。
  • ごくまれに接種後数日~2週間程度で急性散在性脳髄炎(ADEM)などの重い副反応がみられる場合があるといわれています。
接種対象者
  • [Ⅰ期]
    生後6~90ヵ月未満
    (標準接種年齢:3歳)
    ※注意:3歳未満と3歳以上で注射の接種量が異なります。
  • [Ⅰ期追加]
    初回接種後1年以上
    (標準接種年齢:4歳)
  • [Ⅱ期]
    9歳~13歳未満
    (標準接種年齢:9歳)
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ヒブワクチン(Hib)

ヒブ(Hib)はヘモフィルス属インフルエンザ菌b型という細菌です。昔、冬に流行るインフルエンザの原因と誤って考えられていたので、紛らわしいインフルエンザ菌という名前がついてしまいましたが、全く別ものです。ヒブはふだん小さいお子さんの鼻や、のどに潜んでいるのです。

健康な幼児でも5〜10%ヒブを保菌しています。ヒブが血液や肺の中に侵入すると、髄膜炎や喉頭蓋炎、敗血症などの重症感染症をひき起こします。年齢とともにヒブに対する免疫がつくようになり、通常5歳以上の幼児はヒブによる重症感染症も減ってきます。ヒブワクチンの導入前、日本では年間600人の子どもたちがヒブによる髄膜炎にかかっていたと推定されています。細菌性髄膜炎の原因となる細菌の中で最も多いのがヒブです。ほとんどが5歳未満でその約半数が生後6ヶ月から1歳までのお子さん、そのうちの5%のお子さんが亡くなり、20%前後のお子さんに後遺症が残ります。

1990年代から、欧米ではヒブワクチンが導入され、2008年にはアジア、アフリカを含む110カ国以上で使用されています。WHO(世界保健機関)の推奨により、2003年には94カ国で定期接種に組み込まれています。効果は劇的で、今やほとんどの先進国でヒブによる重症感染症は100分の1程度に激減しました。

主な副反応
注射部分の発赤、腫脹、硬結など
接種対象者
2ヵ月以上5歳未満
接種スケジュール
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小児肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌は、多くの子どもの鼻やのどにいる、身近な菌です。ふだんはおとなしくしていますが、子どもの体力や抵抗力が落ちた時などに、いつもは菌がいないところに入り込んで、色々な感染症をひき起こします。日本では毎年約200人の子どもが肺炎球菌による髄膜炎にかかります。細菌性髄膜炎の原因とな細菌の中で、ヒブに次いで2番目に多いのが、肺炎球菌です。

細菌性髄膜炎は死亡率が高く、発症年齢が小さいほど予後が悪く、約25%に神経麻痺や知能障害などの重とくな後遺症が残る病気です。抗生物質が効きにくい起因菌(耐性菌)が増えており、治療が難しいのも問題です。肺炎球菌はその他にも、肺炎、中耳炎、菌血症(血液の中に菌が入り込み、血液中の菌がいろいろな臓器に移り、髄膜炎などの重い病気をひき起こす)、関節炎などを起こすことがあります。

1998年、WHO(世界保健機関)が小児肺炎球菌ワクチンの接種を勧告してから10年以上が経ち、世界で97カ国で使用、41カ国で定期接種に小児肺炎球菌ワクチンが採用されています。

主な副反応
注射部分の発赤、腫脹、硬結など
接種対象者
2ヵ月以上9歳以下
※肺炎球菌による髄膜炎にかかるリスクが高いのは、0歳児が全体の約半数を占め、それ以降は年齢とともにリスクも減少し、5歳くらいまでは要注意です。
接種スケジュール
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水ぼうそう(水痘)

水痘・帯状疱疹ウイルスの初感染により発病する伝染性の強い病気です。出世後からから成人までどの年齢にもかかります。頭や顔に虫刺されのような小さな発疹が出て全身に広がります。発疹は赤い斑点→水泡→黒いかさぶたの順に変化してなおります。感染してから発病まで2〜3週間の潜伏期があります。

終生免疫といい、一度かかると二度とかかりません。しかし何年かたって免疫力が低下すると再活性化し、帯状疱疹という病気になる場合があります。

主な副反応
健康なお子さんの場合、副反応はほとんどありません。
接種対象者
1歳以上。保育園、幼稚園など集団生活に入る前が良いでしょう。
接種スケジュール
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おたふくかぜ(流行性耳下腺炎、ムンプス)

ムンプスウイルスによりうつるよりうつる病気です。耳の下(耳下腺)がはれて大きくなり、痛みがあります。あごの下(顎下腺)がはれることがあります。両側がはれることが多いですが、片方だけのこともあります。はれは平均8日続きます。合併症として髄膜炎や難聴を起こすことがあります。感染してから発病まで2〜3週間の潜伏期があります。6000人〜8000人に1人はムンプス髄膜炎にかかることがありますが、自然感染に比べれば頻度はとても少ないです。

主な副反応
接種後2~3週間後に耳の下が軽くはれることがあります。
接種対象者
1歳以上。保育園、幼稚園など集団生活に入る前が良いでしょう。
接種スケジュール
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子宮頸がん予防ワクチン

子宮頸がんとは、子宮の入り口(子宮頸部)にできるがんです。子宮頸がんとは婦人科領域の中で乳がんに次いで発症率が高く、20〜30代女性では、もっとも発症率が高いがんです。日本では年間15000人が発症し約3500人が死亡しています。初期症状がほとんどなく、発見が遅れると子宮を全て摘出しなければならないため、妊娠や出産ができなくなってしまいます。

子宮頸がんの原因となるのがHPV(ヒトパピローマウイルス)と呼ばれるウイルスへの感染です。これは主に性交渉によって人から人へ感染します。特別なウイルスではなく、性交渉がある人なら誰にでも感染するリスクがあります。HPVの中でも発がん性が高い型(がん化するリスクが高い)には、13〜15種類の型がありますが発症率がもっとも高いのが、16型と18型です。この発がん性HPVに感染してもほとんどは自然に排除されますが、10%前後のHPVが体内に留まり細胞内に入り込んでがんを発症します。発がん性HPVが何度も感染することが(獲得免疫は得られにくい)あります。

子宮頸がんワクチンを接種すれば、HPV16型と18型の持続感染、HPV16型もしくは18型が関与する前がん病変の発症を92.3〜100%予防します。ただし、ワクチン接種前に感染している発がん性HPVを排除したり、発症している子宮頸がんや前がん病変の進行を遅らせたり、治療することはできません。

主な副反応
かゆみ、注射部分の痛み、赤み、腫れ、胃腸症状、疲労など
接種対象者
10歳以上の女性(優先接種対象者は11~12歳)
子宮頸がんの原因となるHPVが性交渉によって感染することから、初交前の接種が最も効果的なためです。すでにお子さんをおもちのママたちも、新たにHPVに感染するリスクを減らすことができるため、今からでも遅くはありません。

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インフルエンザ

インフルエンザウイルスの感染により、高熱、鼻汁、全身倦怠感などの症状が出ます。Aソ連型、A香港型、B型のウイルスは毎年少しずつ変異し、流行を引き起こします。

主な副反応
  • 接種部位が赤く腫れる程度で、発熱、頭痛など副反応はほとんどありません。
  • インフルエンザワクチンには卵の成分が少量含まれています。検査で陽性でも生卵を食べて以上のない方は接種を受けることが可能ですが、かかりつけの医師にもご相談ください。
接種対象者
  • 接種は生後6ヵ月から可能ですが、お子さんに接種するかどうかは、かかりつけの医師とご相談ください。なお、呼吸器系、心臓血管系などの持病がある人や医療従事者の方には特に接種をお勧めします。
接種スケジュール
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